カルニチンとは、エネルギーを作る時にサポートするアミノ酸。といってもどのような働きをするのでしょうか?体に付いた脂肪はそのままでは燃える事ができません。燃えやすい「遊離脂肪酸」というものに変化して、血液の中に流れ出します。その遊離脂肪酸が流れていく先にあるのは、エネルギーを生み出す発電所であるミトコンドリアです。
ミトコンドリアは遊離(ゆうり)脂肪酸を燃料にエネルギーを生み出しているのです。
しかし遊離脂肪酸はそのままではミトコンドリアの中に入る事ができません。
脂肪酸がミトコンドリアの袋、これはバレーボールのように外側の皮と内側のチューブの皮のように二重になっていますが、この二重の袋を通過してミトコンドリアに入るにはカルニチンが必要です。
脂肪酸はカルニチンと共でないと、二枚の膜を通過できないようになっています。カルニチンが、遊離脂肪酸を運んでくれるおかげで、エネルギーを作りだす事が出来るのです。つまり、このカルニチンが体の中にたくさんあれば効率良く、活発に燃やす事が出来るというわけです。
しかしカルニチンは20代をピークに減っていってしまいます。もしカルニチンが不足すると遊離脂肪酸は燃えることが出来ないのでなかなか体脂肪が減らないということに!
最近、イタリアのマルコニー博士の研究によると、カルニチンを一日当たり四グラム、二週間続けて与えた場合、酸素摂取能が増すことを確認しています。
つまり、カルニチンをとることでスタミナが高まったとい うことです。
|